AIさんと河童さん

ChatGPTを使った てらしま河童 のブログ

2022年行政書士試験問44の解読~ChatGPTと一緒に

こんにちは、皆さん。行政書士の試験勉強、いかがお過ごしでしょうか。私はといいますと、特に記述問題の難解さに悩まされています。

ということで、今日は行政書士試験の一例をご紹介しつつ、その読みづらさを解消するための一策をご提案します。その一策とは、なんとAIの力を借りるというもの。特にOpenAIが開発したAI、ChatGPTを活用しました。

先日、試験問題を眺めていたとき、特に難解だった一問を皆さんと共有します。

 

A県内の一定区域において、土地区画整理事業(これを「本件事業」という。)が計画された。それを施行するため、土地区画整理法に基づくA県知事の認可(これを「本件認可処分」という。)を受けて、土地区画整理組合(これを「本件組合」という。)が設立され、あわせて本件事業にかかる事業計画も確定された。これを受けて本件事業が施行され、工事の完了などを経て、最終的に、本件組合は、換地処分(これを「本件換地処分」という。)を行った。Xは、本件事業の区域内の宅地につき所有権を有し、本件組合の組合員であるところ、本件換地処分は換地の配分につき違法なものであるとして、その取消しの訴えを提起しようと考えたが、同訴訟の出訴期間がすでに経過していることが判明した。この時点において、本件換地処分の効力を争い、換地のやり直しを求めるため、Xは、誰を被告として、どのような行為を対象とする、どのような訴訟(行政事件訴訟法に定められている抗告訴訟に限る。)を提起すべきか。40 字程度で記述しなさい。(2022問44)

 

解答を求められる試験問題だけに、この問題文はなかなか難易度が高く、一読しただけでは、何を訴えたいのか、誰を被告にするのか、具体的に何をどうすれば良いのかを理解するのが困難ですよね。

そこで、ChatGPTにこの問題文をわかりやすく、かつ物語性を持たせて説明してもらうことにしました。そして出てきたのが以下の文章です。

 

田舎の美しい地域、山口県。その一角、光を集めたようなほど美しい場所に新たな開発計画が持ち上がった。それは、大々的な土地区画整理事業で、知事の認可を経て進行されていた。それを支えるため、地元住民たちによる土地区画整理組合が結成され、事業計画も手堅く進められていた。

坂口智也は、この事業に巻き込まれる形で組合員となった。彼が所有する宅地が事業区域に含まれていたからだ。組合が順調に事業を進行させ、工事が完了し、いよいよ換地処分が行われる段階になったとき、智也はあることに気がついた。

彼の所有する土地の換地配分が、他の組合員と比べて明らかに不公平であることだった。智也はこれをただ受け入れることができず、換地の取消しを求める訴訟を提起しようと決意した。

しかし、痛恨の事実が明らかになった。訴訟の出訴期間が既に経過していたのだ。智也の心中は激しい怒りと失望でいっぱいだった。

だが、彼は諦めることを選ばなかった。何があっても自分の持つ土地の権利を取り戻すために戦うことを決意した。そして、彼は土地区画整理組合を被告とし、換地処分を対象に違法な換地配分の取消しを求める抗告訴訟を提起する道を選んだ。

これは、一人の小さな土地所有者が自分の権利を守るための壮絶な戦いの始まりであった。

 

あらゆる情報が具体的な名前と共に述べられ、地域の開発計画から始まり、主人公の坂口智也が直面する問題とその解決方法まで、まるで小説を読んでいるかのように流れるこの解説。私自身、読んでいてとても理解しやすかったです。

ChatGPTを活用することで、試験問題が人間のストーリーとして語られ、より具体的かつ理解しやすい形になりました。このように、AIを活用することで複雑な法律問題も解きやすくなることを実感しました。

これからもAIとともに、行政書士試験の勉強を進めていきます。皆さんもぜひ試してみてくださいね。次回もお楽しみに!